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随筆

肩関節脱臼整復法についてのあれこれ話・ウダ整骨院
ギリシャ時代の医学の祖ヒポクラテスは、股関節の脱臼や脊椎のヘルニアの治療に ハシゴを用いており、肘関節や肩関節の脱臼には椅子を利用したことが知られてい る。

おもしろいことに古代中国の「奇背復位法」という肩関節脱臼整復法や、元代の危 亦林が創始した「架梯復位法」などと比べると、東西にまったく同一の整復法が存 在したことがわかる。

奇しくも椅子やハシゴを整復法の捕助具として同じように使う発想が生じたという ことは、同一の整復理論に立ち得たということにほかならない。

これはわれわれから見れば驚くべき事実であるが、同時に納得のいく指針の一つで はあるまいか。



今回は肩関節脱臼の整復法がテーマとしているから、個人的な見解に立って書きた いが、治療する側にとって骨析・脱臼の徒手整復はまさに真剣勝負である。

それだけに整復法の手技・手順にはベテランの施術者ほど一家言を持っているとい ってもおかしくはない。

事実、実際に患者を整復施術される先生方を臨床の場で何人も見てきた経験からい うと、同種の骨折・脱臼に対する施術であっても「個性」があることがわかる。

ポイント・要領ともいうべき肝腎な部分は共通であるが、そこからさきは個々の先 生方の工夫と努カが見受けられるのである。

工夫と努カというのは単に手技上の技術のみをいうのではない。 むしろ整復以前の息者と施術者との信頼関係や準備段階の余裕というものが不可欠 なのである。

確かに脱臼整復には施術者側にそれ相当の強力が必要であるが、それだけでは駄目 な場合も出てくる。

いかに患者の苦痛・恐怖心を少なくするかが問題になってくる。 たとえ整復が完了したとしても、それが苦痛の大きい祖椎な手順であれば信頼を失 うであろう。



私は正直いってテキストで教えられるあの「コッヘル回転法」なる整復法が、麻酔 なしに施術できる術式とは信じていない。

われわれは筋肉弛緩剤や麻酔を使っての徒手整復を行うのではない。脱臼痛に苦痛 の表情を浮かべている患者を施術するのである。

この点江戸時代の整骨医は進んでいたというべきである。中国の医学書「備急千金 要方」や「医宗金鑑」をよく研究し、麻酔薬や筋弛緩剤を活用していた。

現代のわれわれができることは、患者に苦痛の少ない合理的整復法を施すことであ る。

換言するならば、苦痛を強いられる治療は少しも今日的ではないのである。

端的な一例を挙げると、以前ある顎関節脱臼の息者が末院したことがあったが、私 はヒポクラテス法で即座に整復した。整復後この患者は感嘆の声をあげた。

というのは、この患者は前回脱臼した時は他の医療機関で口腔内に指を突っ込まれ 一時間の整復繰作の後やっと整復できたが、口の中は血だらけになったというので ある。その時の苦痛を患者は滔々と喋った。

私はこの時、施術者はもっと患者の整復時の苦痛について真剣に配慮すべきである と痛感した。

これはセラピストとして当然のことであるが、技術オンリーでは多分に忘れられそ うなことではあるまいか。

脱臼を整復するテクニックは必ずしも一つではない。
たとえ一つしかなくてもわれわれはその整復法をより苦痛の少ないものにレベルア ッププする努力と工夫が必要なのである。



ここで、実際の肩関節脱臼整復法に入るが、脱臼の95%以上を占める烏口下脱臼 について紹介する。

整復手技は下方牽引操作と、転がし操作の二つから成っていて、手技自体はしごく 簡単である。
まず患者をべットか回転しない椅子に掛けさせる。

助手はいなくても整復に大きな支障はないが、肩甲骨が動揺しないよう患側の腋窩 から健側の肩ヘパンドを掛けておくとよい。

術者は患者の前に立ち、患則の肘関節を直角に屈曲させて把握し準備体勢に入る。  

 

 

右側脱臼ならば術者は左手で肘関節直上を把握し、右手で腕関節の直ぐ上を持つ。

この状態で上腕二頭筋の緊張をとり患者の呼吸を調える。

次に直角に屈曲した上肢をやや内転しつつ胸壁にぴったりと押し付け、この状態で 下方に強力に牽引する。

この操作中に上碗骨頭が容易に整復される場合もあるが、大底の場合骨頭部の転が し操作を行う必要がある。

これは最初の下方牽引によって上腕骨頭をモーレンハイム氏窩より、肩甲骨 の関節窩縁まで、近づけられるが、上腕に付着する大胸筋の緊張が強いことに留意 しつつ、上腕骨頭部を半回転させる要領で把握した上肢の下方牽引のカを緩めず、 胸壁に押し付けた肘頭部を支点にして外旋する。

これにより上腕骨頭は関節窩緑を乗り越えて整復昔とともに整復される。



この整復法は下方牽引に2−3秒、転がし操作に1秒もかからないので、患者が受 ける苦痛はほんの数秒間である。

側で整復操作を見てもらっていてもほとんど動きらしい動きがなくて整復される ので不思議がられるが、小さな動きの中にも明確な整復理論に沿った手技が隠れて いる。




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